☆星にみちびかれて

第30回 ほしのいえ 講演とミニライブ
遠い道を歩き続ける

2023年12月8日(金)18:30~21:00(開場18:00)
ムーブ町屋3Fホール(地下鉄千代田線・京成線 町屋駅下車1分)
集会協力券 2000円

講演 慎民子さん
ミニライブ 李政美さん
トーンチャイム(シルベスター ベル クワィア)


主催:「ほしのいえの集い」実行委員会

問い合わせ先
「ほしのいえ」TEL/FAX:03-3805-6237(火・木・土 13時~16時)
携帯:090-4396-7446(三上)
振替口座  番号:00170-2-556971 口座名:ほしのいえ
ホームページ http://hosinoie.net/ メールアドレス info@hosinoie.net



第30回 ほしのいえ 講演とミニライブ
遠い道を歩き続ける

関東大震災から100年

 2023年9月1日は1923年の関東大震災発生から100年が経ちます。
 災害の時(戦争の時も)は被害の大きさが関心事になります。犠牲者が出て、住居などが壊れたのですから当然です。けれど、災害の時(戦争の時も)、避難民が何かのきっかけで加害者になってしまうという事が起きます。
 関東大震災で当時の人々がそういう渦中に巻き込まれました。災害発生後の喧騒の中で人々が悲しみ、打ちひしがれている最中に、東京や神奈川を中心に「朝鮮人が暴動を起こした」「井戸に毒を入れた」などの流言(デマ)が関東一帯に広がり、多くの在日朝鮮人が虐殺されました。被害者には中国人や日本人もいました。荒川河川敷で起きたことや、検見川事件、福田村事件、亀戸事件等として虐殺の事実が残されています。
 震災の不安の中で、軍隊や行政によって流されたデマを信じた自警団が暴徒化し、6000人以上と言われる人々が犠牲になりました。殺し方も残虐で、当時の新聞記事を読むと、人間はこんなにも残酷になれるのかと戦慄が走ります。情報の乏しい中で流言に惑わされたばかりではなく、自らも遺体に惨い仕打ちをする悪魔性と暴力性を持つのは100年前の人だけの話ではなく、今を生きるこの私の中にもあることを認めざるを得ません。
 穏やかに日常生活を送っていた市民が、流言で得体のしれない恐怖で殺人者になってしまう。人間に対する差別と偏見が虐殺事件を生んだと考えざるを得ません。それはヘイトスピーチやヘイトクライムが繰り返されている現代と地続きにつながっていると言えないでしょうか。
 私たちは同じ過ちを繰りかえさないために、虐殺事件をしっかり覚えておきたい。関東大震災から100年後の人間は、内なる暴力性を、人間間の差別、排除を克服できただろうかと問いかける集いにしたいと願っています。
 ふさわしいゲストをお迎えします。「世界中の一人一人が大切にされる遠い道」をほしのいえはいつものように歩み続けます。



出演者紹介

愼 民子(シン ミンジャ)

1949年12月 東京都品川区生まれ2世
韓国籍を持つ朝鮮人
関東大震災時に虐殺された朝鮮人の遺骨を発掘し追悼する会
一般社団法人 ほうせんか 理事
トッケビ プンムル主宰

李政美(いぢょんみ/Lee Jeongmi)

東京・葛飾生まれの在日韓国人2世。国立音楽大学声楽科在学中からステージ活動を開始。オペラ歌手になる夢やぶれ、高校講師、肉体労働、子育ての後、30歳半ばでオリジナル曲を作り始め、コンサート活動を再開。現在はオリジナル曲の他、韓国の歌曲、民謡等もレパートリーとし、日韓両国で活躍中。深く透明な歌声と表現力で、様々なジャンルの「うた」を歌う。「ほしのいえ」のコンサートには、3回目の出演になる。

ピアノ演奏:竹田裕美子



2023年12月8日(金)
18:30~21:00(開場18:00)
ムーブ町屋3Fホール
(地下鉄千代田線・京成線 町屋駅下車1分)
http://www.hosinoie.net/